2001/9/8

標高 1870m


朝日岳は昔登ったことがある。
このときは、飯豊山の縦走をやったあとに立ち寄ったもので、大鳥から朝日鉱泉まで縦走した。
あの頃は、元気だった。

大朝日岳


車検が終わって車が帰ってきたので、さっそく山に出かけることにした。
今回は朝日岳に登ろうと思っている。
ただ、この山は仙台に住んでいたときに一度登ったことがある。

この時は夏休みを利用しての登山で、飯豊山に登ってそれからこの朝日岳に登った。大鳥から入山して、大鳥池・以東岳・朝日岳と縦走して朝日鉱泉に下山した。昔は、本当に元気だった。

今回の登山にはちょっとしたこだわりがある。
朝日岳には「朝日」と名のつくピークが、小朝日岳、大朝日岳、西朝日岳と3つある。この3つはすべて登りたい。そして、せっかくここまで来たのだから二百名山の以東岳にも登っておきたい。
車で出かけるので、出発した登山口に帰って来なければいけない。

この条件を満たすコースの選定は、けっこう難しい。
いろいろ考えてこのように決めた。
大井沢の終点、日暮沢小屋から小朝日岳に登り、ここから大朝日岳、西朝日岳と縦走して竜門小屋まで行き、ここに1泊する。2日目は小屋から以東岳を往復して清太岩山を経由して日暮沢小屋に戻る。以東岳の往復を入れたために、けっこうハードな山行になってしまった。


9月7日

ザックに荷物をつめて、小山を出発したのは夜の9時過ぎであった。
東北自動車道をひたすら走って、村田ジャンクションから山形道に入る。山形道終点の月山ICで降りて、ここから大井沢の道を南下する。日暮沢小屋の前に着いたのは真夜中の2時であった。
ここで簡単に食事をして、それから車の中で寝た。


98

5時に眼が覚めた。明るくなったら眼が覚める。ほとんど、獣と同じ感覚。
朝食をとって、出発したのは6時であった。
林道を歩いていく。いいかげんいやになったころに道が急に狭くなって、登山道らしくなる。それでもすぐに登りにはならなくて、しばらく沢沿いの水平な道を行く。
ようやく登りになったと思ったらすさまじい急登だった。
これを息をきらして登って、ハナヌキ峰に至る。
地図ではハナヌキ峰山頂で古寺鉱泉からの道と合するように書かれているのだが、実際は山頂から下った鞍部で合流していた。持っている地図は昭和60年7月発行のものである。ちょっと心配になってきた。
ハナヌキ峰までは標準タイムで2時間のはずなのだが2時間半もかかってしまった。なんか今日は調子がよくない。
さらに、ここから2時間弱かかって、ようやく小朝日岳に登りつくことになった。
小朝日岳からはすさまじく急な道を下る。
せっかく登ったのにもったいない。
下りきったところが熊越。ここからは少し登りかえして、あとは快適な稜線歩きになった。
行く手にはどっしりとした感じの大朝日岳が見えてくる。その肩に大朝日小屋が建っているのが見える。
途中に銀玉水という水場があった。
うまい水だった。
大朝日小屋に着いたのは12時半頃。
この小屋は本当に真新しくて、泊りここちがよさそうだ。
小屋の前の分岐点にザックを置いて、大朝日岳山頂を目指す。
大朝日岳の山頂は少し細長くて、奥のほうに山頂標識と三角点があった。
他に登山者もいなくて、たった一人の山頂であった。
今日の行程はまだ長いので、急いで降りて来て、分岐に戻ってきたのは1時少し過ぎたころ。
ここから西朝日岳をめざす。まず中岳を越えるが、その鞍部に金玉水という水場があった。
この水も飲んでみたかったが、水場が登山道からかなり離れているようなので止めた。
西朝日岳には2時頃に着いた。
山頂には標識もあって、三角点もあったのだが、西朝日岳のすぐ隣に三角錐の山があって、登って来る途中から眺めると、こちらの方が高いような気がする。
このピークも踏んでおこうかと、歩き出したのだが、道が荒れているようなのですぐに引き返した。
あとでよく地図を読んでみると、登山道が通るピークから少し離れたところに三角点のマークがあって、そこに標高1814mの表示がある。
もしかしたらこのピークは踏んでおくべきだったのではないかと、少し悔やんでいる。
西朝日岳から45分ほど歩くと竜門山。ここから日暮沢小屋に下る道が分岐する。この道は明日下る道だ。
竜門小屋を目指す。
霧が出てきていて、展望がきかなくなった。
10分ほど下ると、霧の中から突然小屋が現れた。
340分であった。

小屋の中はけっこう混んでいたが、2階に場所を定めることができた。うれしかったのは水が小屋の真ん前まで引かれていたことだ。
2階には結局8人が泊まったのだが、この中の一人のイビキがひどくて、眠れなくて困った。


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日暮沢小屋


花抜峰


しだいに晴れてきた


小朝日岳山頂


小朝日岳を振り返る


大朝日小屋


大朝日岳山頂


西朝日岳山頂


竜門小屋







西朝日からの縦走路から中岳を望む

大朝日岳

大朝日岳山頂

大朝日岳

西朝日岳に続く稜線

西朝日岳

袖朝日岳




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BY:kudougao 2002/2/8











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